ハル1975のブログ

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作る人と売る人

こんにちは、ハルです。

半年ほど前に、ヤマダ電機タブレット端末を買ったのですが、その時に店員さんからお奨めされた中に、ヤマダ電機の"プライベートブランド"の端末「EveryPad」というのがあって、びっくりしました。
ヤマダ電機ブランドのモノがあろうとは・・・買いませんでしたが・・・。

プライベートブランドはスーパーや百貨店などの販売者が商品を自分で企画開発したり、メーカーと共同開発した商品ブランドで、商品に販売者の名前が表示されます。
(ちなみに、メーカーが商品につけたブランドは、ナショナルブランドと呼ばれます。)

代表的なのは、セブン&アイの「セブンプレミアム」や、イオングループの「トップバリュ」などでしょうか。
良品計画の「無印良品」も、元々は西友プライベートブランドでしたね。


こういうのって、ナショナルブランドと比べると全体的にお買い得感があるイメージですよね。
それは、

  • CMを流したり、広告つくったり、営業コストをかけなくて良い(小売店のブランド・信頼があり、商品が陳列されることが約束されますものね。)
  • 製造する側は計画を立てやすく、トータルで工場の稼働率が上がって効率よく生産できる

などなどのメリットがあり価格を抑えることができているそうです。

以前は、「安かろう・悪かろう」という印象でしたが、いまは、格安、スタンダード、高品質と幅広くなっていますね。


この"プライベートブランド"を販売者が作るケースと考えると、
逆に製造者が売るケースに"製造小売業"というものがあります。
(まぁ、ハル的には、販売と製造のどちらから来たかの違いで、製造も販売も一人でまとめてやっちゃうと考えると似たようなものかもしれませんが・・・。)

製造小売業は、そこで作って、そこで売っている。例えば、商店街の和菓子屋さん、パン屋さん、お弁当やさん、調剤薬局、などなど。
特にアパレルでは SPAと呼ばれ、GAPやユニクロH&Mなどが有名です。

これも以前は「安かろう・悪かろう」というイメージがあったと思いますが、いまは、もはやスタンダードになってますかね。
中間の流通費用を抑えることができて、店舗での売れ行きをみて製造・調達計画を細かく見直すことで製造コストも抑えることが出来るようです。
それで良い商品をお買い得価格で提供できるようです。


ハルは、この製造する人と消費する人が近づく仕組みが、これからの主流になっていくだろうと考えています。
メーカーは中国・東南アジアなどの工場で安く製造したものを輸入し、スーパーや電器屋さん、卸問屋さんなどに販売しています。

しかし、今もメーカーは、実際の製造は、OEM/ODMなどで別の会社に頼んでいるケースがありますよね。
以前は電機や自動車が多かったようですが、食品加工業などでも製造委託されています。

10年後には、メーカーブランドの小売店が増えているか(アップルストアのように)、小売店ブランドの商品が増えているんでしょうね。
比較的、電機系は前者で、食品系は後者でしょうか。(逆に“マルちゃんストア”、"オタフクソースショップ"とか、"ヨドバシテレビ 42型"が増えていると面白いけど・・・。)

んじゃ、また!!