ハル1975のブログ

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ローマ人っておもろい

こんにちは、ハルです!!

 

最近、塩野七生さんの「ローマ人の物語」を読んでいます。
有名な本なので説明は不要と思いますが、一言で説明すると、
古代ローマ全史を描いた歴史小説で、とーーっても長い大作。」
って何の説明にもなっていません・・・。ホントすみません。

ハルは文庫判を読んでいますが第43巻まであります。(今、第8巻。まだまだ楽しめます。)

ハルは、元々、歴史小説が好きでしたが、この本はホントに面白いです。

古代ローマって、紀元前から選挙でリーダーを決める制度があったんです。
日本がリーダーを選挙で決めるようになったのは近代以降ですが、そのずっと前から、みんなでリーダーを選ぶという仕組みはあったのです。
あらためて考えると、それって、すごいですよねー!!

大河ドラマで「天下布武」とか言ってる信長って、ホント野蛮ですよね。ヒドイ、ヒドイ。(って、当然、戦国時代に「選挙しよーぜー」とか言って収まる訳ないのですが・・・。)


そして、その選挙で決まる最高職のリーダーである執政官(コンスル)の任期は1年間だったそうです。
そのためか、いろんなことがシステム的・制度的に決まっていたようです。

 

市民権や選挙、税などの重要なルールは当然ですが、一晩の宿営地のレイアウトとかまで決まってたらしいです・・・。

しかも、ローマでは法律すら、基本的には文書化されず、不文の慣習法だったというのが驚き!!(今の感覚からすると考えられないですよね。口約束なんて、スグに反故にされそうだ・・・。)

構造主義って、20世紀の思想って言われていますが、こういうシステム的な考え方自体は、も~~~っと古い時代から当然のようにあったのですね。
これもおもしろーい!!

神のお告げや、社会学経営学でロジカルに作られた制度ではなく、ヒトが「人間ってこうだよね。」って考え、問題があれば柔軟に制度を見直したのだと勝手に想像。

古代ローマ人はエライな~と感心しきりです。


これって、時代の流れって常に良い方に向かっている訳ではなく、昔の方が良くて戻ることもアリという事かも?!ですね。
ローマの共和制は 400年以上続いたようです。
日本の今の仕組みは、戦後から数えると70年くらい。明治から数えても150年ちょっと。

財政赤字少子高齢化問題など、一朝一夕には解決しない。というか、まだ底打ちもしていない様子ですが、これから250年くらい持つのかしら??
少なくとも江戸時代 260年よりは長く持って欲しいです。

 

んじゃ、また!!