サーバって、もはやレガシー??
こんにちは、ハルです。
IT業界の方なら、一度はAWSって言葉を聞いたり、見かけたりしたことがありますよね。
AWSは、Amazon Web Serviceのことで、オンラインで、今や本だけでなく衣服でも家電でもいろいろ売っている、あのアマゾンさんのクラウドサービスです。
サーバやストレージ、ネットワークなどのITインフラをWeb上で申し込むと、すぐに利用できるんです。
その管理もインターネット経由で作業が可能で、その上セキュリティもしっかりしているようです。
こういったサービスを活用できると、とっても便利ですよね。
以前は、ベンダーの営業さんに要件を伝えて、見積書をもらって発注し、1週間~1ケ月程待ってサーバが到着し、ハードウェアを組み上げて、OSをインストールして・・・。
と延々数週間~数カ月かけてやっていた作業が、早ければ1時間で終わってしまう。
ITインフラ界の、マクドナルド?!吉野家?!
早くて安くて美味しいー。
ITインフラのコモディティ化って進んでいて、これで十分なシステムって多いと思います。
AWSだけでなく、今はこういったシステム環境を提供するサービスが増えています。
処理できるボリュームも、サービスの仕様・制約も、料金も、いろいろ。
これだけサービスがポコポコ立ち上っているのは、それだけ将来性が見込まれ、みんながイケると考えているからでしょう。
逆にいうと、これまでのようなユーザ企業やSIベンダーがデータセンターを借りて、個別にサーバを買って構築するケースが徐々に減っていくと思います。
今活躍されている、様々なOS(AIX、HP-UX、Linux、Windowsなどなど)や、ミドルウェア、ネットワークの専門性を持ったエンジニアは、かつてメインフレームの先輩エンジニアが辿ったのと同じような道を歩くことになるかもしれません。
5年後、10年後に、一部の極秘データや、特殊な処理を除く業務システムは、クラウド化しているかもしれません?!
そのクラウドを支えるITインフラリソースは、日本ではないでしょうね・・・(単価の壁、言語の壁など考えると・・・)。
ハルは、この可能性マジで高いと思います。今のITインフラエンジニアの方は、一度、自分の将来のキャリアを考えてみてください。
そうなると・・・
サーバやネットワーク機器のベンダーや、データセンターのお客様は、アマゾンさんのようなクラウドサービスプロバイダーになりますね。
クラウドサービスプロバイダーとしては、当然、サービス品質なども重要ですが、そもそもコモディティ化された領域を狙ってるので“より早く”、“より安く”と競争するでしょう。
そうなってくるとクラウドサービスプロバイダーも、販売機会を失うことなく、できるだけ不要なITインフラの在庫を減らすという、サプライチェーンマネジメントが重要になってきます。
将来のITインフラ管理者に必要なスキルは、ハードウェア・ソフトウェア・セキュリティなど従来の専門知識だけでなく、高度なサプライチェーンマネジメントの知識も必要かも?!
また、クラウドサービスの提供範囲も、OSだけでなく、ミドルウェアからアプリケーションに拡がっていくでしょうね。
本社機能(人事、経理、法務、etc.)や、業界標準機能(SWIFT、EDI、etc.)は、クラウドサービスとして誰もが利用できるようになっているかもしれません。
こういったソフトも、アップルのApp Storeのようにクリック(タッチ?)1つでクラウドにインストールできちゃうかもしれませんね。
iPhone、iPad + App Storeがプラットフォームとなって、その上で動くアプリを作っている構造のように、将来のクラウドサービス(=プロバイダー標準アプリやユーティリティを含む)がプラットフォームとなって、その上で動く業務システムを作る時代がくるような気がします。
ハルは、こういった世の中が変わっていくことにワクワクします!!
んじゃ、また!!